2022/10/01 00:49



こんばんみ&お久しぶりでございます。
PROMギターボーカルのタンゲです。

最後の連載から一年半!!
だいぶお時間が経ってしまいました。

「ブログとか、vol.10くらいまで、余裕っショ!」と甘く見ていた当時の丹下青年(2022年現在は30代突入したので丹下中年)、全然足りね~ジャン!(ハイすいません)

これ話したいな~なんてネタはたくさん!
一応、ずっとネタは探してたというか...パンこん(当ブログの略)のこと、忘れちゃいないんだZE。

しかしですね、そんな小ネタは、友達に話して10秒で終わるようなもんばっかなんですよ。
くだらないというか、呆れるというか、笑えないというか、、、、

でも!べつにそんな風に考えてもらってケッコー!な、一年間で発案されたボツネタ
ここで一旦成仏させて頂きます!!
これに懲りて、もう戻ってくんなよ!
アディオス!

【パンクパンクこんにちは外伝 ボツネタ集】

①スパイダーマン in 更地
大都会、NYではみんなのヒーロー!
しかし、そんなスパイダーマンの派遣先がど田舎だったら...
東映版スパイダーマンがこの感じ近いかも。
「親愛なる隣人」どころか、そもそも家なんて周辺に無いというね。
(ここまで10秒)

②スパイダーマンが止められる京王線の駅名10選
僕が仕事中なのにも関わらず勝手に僕の家の近くの最寄り駅に到着し
「もう着くので飲みましょう」と言い、電車止めといてというと
「俺はスパイダーマンじゃないんでwww」という心無い返事を返してきた後輩のs君が元ネタ。
スパイダーマン2で登場する「伝説の車庫入れ」ならぬ「伝説の車庫前止め」。
果たして、何駅止めることができるんだ!?
(ここまで10秒)

③孤独を求めて三千円
2021年5月頃、今となってはメインストリームになった「町中華」「スパイスカレー」と同列で「せんべろ」が再度リングに上がってきたタイミングでもある。
とある生活情報誌の立ち飲み屋特集にて「ちょっと足が出ますが...」というせんべろコラムを発見し、丹下は激怒した。
ということで、絶対に足が出ずとも楽しめるお店探しをはじめ....ようと思ったのであった。
足は出すな。
せめてベッドにはバナナを置いてください。(トイレの花子さん「花子さんがきた!!」より)
(ここまで10秒)

以上。
多分、膨らませられる人はこういうところから何千文字と止まらず書けるんだろうなあ....。
頭が上がらないし、開いた口は塞がらないし、帽子は取らないといけないし...大変だ。

そして本題!

長々とすみません、リハビリというかなんというか
今のはラジオ体操第一みたいなもんです。
第二から、すっごく動くんで。

3年前の2019年10月2日、僕にとってとても悲しかったことが起こります。
LAのロックバンド"THE MUFFS"のギター&ボーカルであるKim Shattuckが
筋萎縮性側索硬化症の合併症により死去してしまいました。

20歳くらいの頃、当時大好きだった彼女に離島への旅行前日に振られてしまい(!?)
その後の一年間くらいは激落ち君でして、お酒飲めるようになった年齢にも関わらず酒癖が最悪に悪かったです。

「も~なんか、、、自分の趣味くらい、、絶対詳しくなってやりてえ....」
というナイスな拗らせパワーを活用し、豪徳寺のBOOK OFFや今は無き下北沢DRAMAの500円コーナーに足を運ぶ毎日なのでした。
(DISK UNIONパンクマーケットに行かなかったのは、この傷はハードコアじゃ癒せない!みたいな直感が働いたのかと笑。)

そこで手に入れたのが、僕が今後一生大好きになるとは当時知る由もなかった"THE MUFFS"の1stアルバムなのでした。
元々やっぱ荒々しいサウンドが好きなので、なにかハードコアパンク以外に自分が好きになれるものがあればいいのかな、くらいに聴いていました。

ひとりぼっちでかまわない!キムシャタックの魂。

このTHE MUFFSは聞けば聞くほど「この人ってどんなこと考えてるのかな?」みたいな
歌っている本人にも分からない感情というか、、、そんな表裏を感じるんですね。
なによりボーカルのキムの、決して歌唱派ではない、不完全だからこそ愛おしいボーカルスタイルに、僕はぐっとやられてしまったわけです。

キムやTHE MUFFS、追うとTHE PANDORASやTHE BEARDS、PIXIES等も出てきてしまう話題ですが
そこらへんは僕より詳しい先輩方に任せようと思います笑。

今回、キムシャタックという偉大なシンガーがいたことを誰かに知ってほしくて、色んな曲を聴きなおしては意訳してみたんですが...
やはり!せっかくなんで僕が初めて買ったTHE MUFFSのアルバムの10曲目"Every Single Thing"について
僕が感じ取ったキムの人柄を踏まえた意訳です。
生きていくことにしんどさや憤りを感じつつも「そんなこと笑い飛ばしてやるわよ」と言ってくれそうな彼女の絶叫が最高です。

Every Single Thing(みんな間違ってるわ!)

作詞/作曲:Kim Shuttuck
(意訳:丹下輝一朗)


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ハイ!お元気?
"ワタシの全てを知るかの様に装う皆さん"

あなたにこの絶景が見えないのは
目が開いていないから

強くなるためには
ワタシは何だって出来る

みんな間違ってるわ

涙の理由なんてとっくに無い
パッパラパーのわたしのまま消えちゃおうかなナア...
ジョーダンジョーダン!

それでもうまくいかないことばかり
わかってちょうだい

みんな間違ってるってことを

目の前のアナタでさえ
私が見えていないなんてネ

強くなるためには
ワタシは何だって出来る

みんな間違ってるわ
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NO HOLIDAY!!

2014年の来日は東京公演に両日とも参加し、当時まだカナダに移住していたPROMのベーシストにFacebookで「THE MUFFSのKIMに"あなたのこと、めっちゃくちゃ好きです"って英語でなんて言えばいい!?」と聞いたほどでした笑。
THE MUFFSの音楽も、キムの内側から滲み出てくるかわいくて弱くて強い、そんな歌が心の底から好きです。

もうっ!休んでなんかいられないわっ!
The Muffsの実質ラストアルバムNo Holidayより、病室のベッドから録音したと言われる名曲"A Lovely Day Boo Hoo"



ではそんなこんなで、またまた~!